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Ravel/ダフクロ、ボレロ [管弦楽曲]

先日mozart1889さんのブログ

http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717/2623362#2623362  (不具合が発生するのでリンクを外しました)

を拝見して、いにしえのライヴ録音があったのを思い出して聴いてみました。今回聴いたのはラヴェル2曲です。また放送がなかったのか、とりそこなったのか今となってはわかりませんが、「オランダ人」の録音がありません。このコンビのワーグナーは大変珍しいと思いますので、ちょっと残念です。

モントリオール交響楽団演奏会
1985年2月4日、昭和女子大学人見記念講堂にて
指揮:シャルル・デュトワ独奏:堀込ゆず子

ワーグナー/歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲
ドビュッシー/海
ラヴェル/「ダフニスとクロエ」第2組曲
(アンコール)ラヴェル/ボレロ

当時、爆発的な人気を誇っていたデュトワ/OSM初の来日公演、彼らの人気はもちろん、一連のフランスもの、それも主にラヴェル録音によっています。特に「ボレロ」は大人気の録音ゆえ、この曲を含んだCDは今でも何種類かバージョンがあるようですが、これ↓だと「ダフクロ」も入っています(^_^)

ボレロ~ラヴェル:管弦楽曲集

ボレロ~ラヴェル:管弦楽曲集

  • アーティスト: デュトワ(シャルル), モントリオール交響合唱団, ラヴェル, モントリオール交響楽団, ハッチンズ(ティモシー)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2003/06/25
  • メディア: CD
デュトワ/OSMはラヴェルの管弦楽曲をほとんど録音しています。
「ボレロ」はその中でも初期の録音で、完璧なテクニック、優秀なデジタル録音、そしてフランス風の雰囲気でそれまで定番と目されていたクリュイタンス盤と並ぶ(あるいは、凌駕する)人気をあっという間に得ました。そういう時期の来日ですから、もちろん「ボレロ」を期待されているわけで、確か来日時のインタビューで、デュトワは「アンコールには『ボレロ』をやります」と明言していたと思います。
さて聴いたのはまず、演奏会のプログラム最後の「ダフニスとクロエ」第2組曲。第1曲「夜明け」の開始数小節で、もう「勝負アリ」ですね。デュトワの明確な指揮振りと、それにあわせていく奏者たちが目に浮かぶようです。コンディションを整えてのレコーディングセッションならいざしらず、時差ボケが出そうな異国の地の演奏会、それもこれだけヘヴィーな曲をこなしてきた後とは思えない、実に精妙で円滑で明瞭な、理想的な演奏です。ただ合わせればいいと言うだけではなく、オーケストラ全体が十分アンサンブルをして、そのうえでテンポを微妙にゆらしたり強弱のバランスをとったりしなければいけないのですが、隅から隅まで完璧です。長い和音が消え去り、テーマが出てくれば、もうあとは安心して身を委ねて聴けばいいだけ。この録音を聴く限りは、ハープやグロッケン・チェレスタの音が比較的よく聞こえ、色彩感も十分です。最後の「全員の踊り」も全く手抜き無く、ものすごいエネルギーで音楽が迫ってきます。最後の大太鼓の一撃のド迫力!直後の「ブラボー」の嵐も当然でしょう。
そして「ボレロ」。アンコールとはいえ、聴衆全員がこれを聴きに来ているといっても過言ではないのですから、そうそう手を抜くわけにはいきません。スネアの1小節目がさすがにわずかによろけますが、これくらいはライヴならではのご愛嬌の範囲。実演で聴いている人はぜんぜん気にならなかったと思います。その後は、フルートから始まって、OSMの名人芸のオンパレード。テニスや卓球のラリーのような、ミスをしたら負け、耐えて耐えて、ここ一番でバシッと決める。そんなカッコよさを音楽でも味わわせてくれます。
当時はサントリーも芸術劇場もトリフォニーもオペラシティーも無く、外来のオケは東京文化会館かここでやることが多かったと思います。クライバー/ウィーン・フィルもここでやったことがあるはず。最近とんと聞きませんが、このホール、今はどうなっているのでしょう。
ところで、長い長いSo-netブログのメンテナンスが終わり、入力画面がかなりリニューアルされました。まだ勝手がよくわからないので、もし変なことになっていたらごめんなさい(汗

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Lionbass

SO-NETブログのメインテナンス、長かったうえに、予定は延長され、終わってからも動作が変でしたね。

それで、このCDですが、一瞬「うちにもある」と思ったのですが、違いました。
演奏者(指揮者、オケ)は同じですが、曲目は「ボレロ」「道化師の朝の歌」「スペイン狂詩曲」「ラ・ヴァルス」の4曲。
CD番号が「F35L-50141」で、1982年と書いてあります。
1981年の録音となっていますので、別の音源(演奏)ですね…。
by Lionbass (2008-02-27 22:58) 

stbh

Lionbassさん、さっそくnice!とコメントありがとうございます。

So-netブログ、例によって延長つきの、長いメンテナンスでしたね。どうもレイアウトがうまく行きません。ぼちぼち試行錯誤をしてみます。

デュトワ/OSMのCDはLionbassさんのがオリジナルの組み合わせ(当時3500円ですね)で、私の記事のは最近編集された「ベスト盤」のようなものです。ひょっとしたらリマスターされているかもしれません(デジタル録音だからそんなのは無いのかな)が、音源は同じだと思います。
by stbh (2008-02-27 23:39) 

サンフランシスコ人

「不具合が発生するのでリンクを外しました」

不具合が「コメントを書く」で発生しました
by サンフランシスコ人 (2008-02-28 05:59) 

stbh

コメント不具合とのこと、すみません。So-netは大改造があると、いつもしばらくは不具合続きなんです。今回は、本文をご覧いただいてもわかると思いますが、改行がうまくいきません。
by stbh (2008-02-28 22:36) 

mozart1889

stbhさん、こんばんは。TBを有り難うございました。
デュトワ/モントリオールの来日公演は大評判だったですね。ホンマに巧い・・・・ディスク同様の巧さと大評判でした。
今聴いても、素晴らしいラヴェルと思います。録音状態も最高で、ウットリしてしまいます。
by mozart1889 (2008-02-28 22:41) 

stbh

mozart1889さん、

トラックバックがうまくいかなくて申し訳ありません。So-netブログは(例によって)いろいろ不具合が出ているようなので、落ち着いたらまた別の記事でTBさせていただきます。
デュトワ/OSMのラヴェル録音から、もう20年以上たってしまいました。時の経つのは早いですが、彼らの録音はいつまでも新鮮ですね。
by stbh (2008-02-29 18:42) 

サンフランシスコ人

モントリオール交響楽団のニューヨーク演奏会は、売り切れが多いです。

by サンフランシスコ人 (2008-03-18 09:43) 

stbh

そうなんですか!モントリオール交響楽団はアメリカでも人気なのですね。
by stbh (2008-03-22 22:58) 

サンフランシスコ人

++++++モントリオール交響楽団はアメリカでも人気なのですね。

先月ナガノ/モントリオールのニューヨーク演奏会は売り切れでした。

by サンフランシスコ人 (2008-04-05 08:33) 

stbh

すごいですね。ナガノの人気と相乗効果なのでしょうか。
by stbh (2008-04-20 16:59) 

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